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現役ファンドマネージャー「石原順」氏による週間レポートは下記[お客様専用ページ入り口]より弊社にお取引口座をお持ちのお客様限定で公開しております。

2010 年3 月5 日
『トレードのアイデア-相場予測という苦難の歴史』
「いかなる投資家も市場で優位にたつのは不可能である」「誰も市場のリスクに対し平均以上の収益を期待することはできない」という<効率的市場仮説>を展開したバートン・G.マルキールの・・・続きはお客様専用ページで

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Dailyレポート(朝刊)

 2010.03.10

米ドル

東京市場からの方向感に乏しい値動きを受け、欧州市場入り後も90.10円付近での推移となったが、格付け機関フィッチによる「ポルトガルの改革不十分なら、格下げの可能性も」との報道を受け、ユーロ/円を中心に円買いが優勢となったことが波及し、ドル/円は89.70円付近まで下押しした。その後NY市場に入り、前日比小幅マイナスで始まったNYダウがプラスに転じると、リスク選好の円売りが加速したことから89.90円付近まで切り返し、中盤以降もじり高となったNYダウにサポートされ、ドル/円は90.00台を回復した。終盤にかけてNYダウは再びマイナスに転じる場面もあったが、反応は限定され取引を終えた。ここ最近、中国人民元の切り上げ観測が一部で高まっていることが円買い材料になってはいるものの、中国外為管理局局長が「米国債市場は中国にとって重要な市場」と発言するなど、ドルをサポートする材料も見受けられ下値も限定的とみる。米3年債の入札を順調に消化したことも下支えの要因となりそうだ。

【予想レンジ】

ドル/円 : 89.20 - 90.60

欧州通貨

欧州市場序盤は、NYダウ先物や商品先物相場が軟調な中、英米系格付け会社フィッチが「財政健全化措置が不十分の場合はポルトガルを格下げする可能性がある」との見解を示したことなどを受けユーロ売りが優勢となり、対ドルは1.3540付近、対円は121.50円付近まで反落した。ポンドは米格付け会社ムーディーズが「英銀に対する政府支援が徐々に縮小されるに伴って、財務状況が改善していない英銀を格下げする可能性がある」と指摘したことが売り要因となり、対ドルは1.4950付近、対円は134.00円付近までの下落となった。NY市場に入り前日比プラスに転じたNYダウの影響で、リスク選好のドル売り、円売りが加速し、ユーロ/ドルは1.3580付近、ユーロ/円は122.10円付近まで、ポンド/ドルは1.4990付近、ポンド/円は134.50円付近まで値を切り返した。その後は下げ幅を縮小した欧州株と、上値を削ったものの前日比プラス圏で推移したNYダウに支えられ、ユーロ/ドルは1.3600台を回復し、ポンド/ドルは1.5000台を回復する場面もみられた。欧州財政危機を巡っては、欧州通貨基金(EMF)の創設、CDS(クレジット・デフォルト・スワップ)投機規制など、徐々に対応案は出ているものの、具体性や実現の可能性などにまだ不透明な部分が多く、油断ができない状況に変わりがない。本邦企業からのリパトリ観測もみられることから、欧州通貨に対しては弱気バイアスを継続し、戻り売り戦略で臨みたい。

【予想レンジ】

ユーロ/円 : 120.60 - 124.00     ユーロ/ドル : 1.3490 - 1.3690
ポンド/円 : 132.70 - 137.10     ポンド/ドル : 1.4860 - 1.5130

 オセアニア通貨

欧州市場序盤から、格付け機関フィッチによるポルトガルの格下げの可能性を示唆する報道に加え、英国の財政赤字についても言及すると欧州通貨の下落につられ、豪ドルは対ドルで0.9080付近、対円は81.50円付近まで急落する展開となった。NZドルも対ドルは0.6980付近、対円は62.60円付近まで続落した。NY市場に入り前日比プラスに転じたNYダウにサポートされ、リスク選好のドル安、円安の流れが優勢となると、豪ドルは下げ幅を縮小した商品相場にも支えられ、対ドルは0.9130付近まで上値を拡大し、対円は82.20円付近へと上昇した。NZドルも対ドルは0.7020付近、対円は63.20円付近までつれ高となった。中盤以降は手掛かり材料難のなか、この日の高値圏でのもみ合いとなった。豪ドルは、堅調な国内景気と商品高を受けて豪準備銀行が金融引き締め姿勢を強める可能性もあり、相対的に買われやすくなるだろう。明日の中国の景気指標の上振れ期待も資源国通貨にとっては下支え要因となっており、底堅い展開が予想される。

【予想レンジ】

豪ドル/円 : 80.90 - 82.90     豪ドル/ドル : 0.9020 - 0.9200
NZドル/円 : 62.10 - 63.80     NZドル/ドル : 0.6930 - 0.7080




Dailyレポート(夕刊)

2010.03.10

米ドル

東京市場序盤に発表された日本の1月機械受注は前月比-3.7%と予想の同-3.5%を小幅下回ったものの、市場での反応は限定され90円台前半へとじり高で推移した。仲値公示にかけては若干のドル余剰となり一時90円台を割り込む場面もみられたが、その後はオセアニア通貨を中心としたクロス円の上昇につれ90.00円付近でのもみ合いとなった。しかし、欧州市場序盤に発表された独貿易収支が大幅悪化を示したことに加えて、ブラウン英首相が国内景気見通しに対して悲観的な見解を示したことからドルが欧州通貨に対して買われる展開となると、ドル/円は一時90.15円付近へと本日高値を更新した。本日のNY市場序盤には米2月財政収支の発表が予定されており、米雇用促進措置などの影響から予想は-2220億ドルと前回の-426億ドルからの悪化が予想されている。中国の利上げ観測や米国債保有問題に絡む思惑がドルの上値を抑える可能性はあるものの、来週にはFOMC(米連邦公開市場委員会)や日銀金融政策決定会合を控えていることから、どちらにもポジションを傾けづらい状況が続きそうだ。

【予想レンジ】

ドル/円 : 89.50 - 90.70

欧州通貨

NY市場終盤に堅調な推移をみせたNYダウの動きを好感して、ユーロは東京市場序盤から対円は122.55円、対ドルは1.3610付近へと上昇したものの、ユーロ圏のソブリンデフォルトの可能性が引き続き意識されたことや、本邦企業によるリパトリ(資金の本国還流)の動きにクロス円が下落に転じると、対円は122.20円付近へと小幅に反落、対ドルも1.3590付近へと弱含みに推移した。ポンドも東京市場序盤から対円は一時135.20円、対ドルは1.5015付近へと強含みに推移したものの、クロス円の下落につれて対円は134.70円、対ドルは1.4975付近へと値を崩す展開となった。中盤には、来週の日銀金融政策決定会合での追加金融緩和策を期待する円売りに値を戻す場面がみられたものの、格付機関フィッチ・レーティングスによる「ポルトガルの改革、不十分なら格下げの可能性も」との見解が重石となり、欧州市場序盤に発表された独1月貿易収支が+80億ユーロと予想の+145億ユーロを下回り、独1月経常収支も+36億ユーロと予想の+150億ユーロを大幅に下回ると、対ドルは1.3580付近へ、対円も122.00円付近へと下値を拡大した。ポンドもブラウン英首相が「英国は岐路に立っている状況。英国はまだ重大なリスクに向かっている」との見解を示したことを受けて対円は134.10円、対ドルは1.4895付近へと値を崩し、本日安値を更新する展開となった。欧州通貨基金(EMF)構想について、ウェーバー独連銀総裁など独金融当局者から否定的な見解も伝わっており、ギリシャ支援問題についても予断を許さない状況が続いていることから、欧州通貨は上値の重い展開が継続しよう。

【予想レンジ】

ユーロ/円 : 121.00 - 123.80     ユーロ/ドル : 1.3470 - 1.3680
ポンド/円 : 133.10 - 136.90     ポンド/ドル : 1.4840 - 1.5080

オセアニア通貨

オセアニア市場序盤に発表された豪3月ウェストパック消費者信頼感指数は、+0.2%と予想の-2.6%を上回り2ヶ月ぶりのプラスに転じると豪ドル/円は82.45円、NZドル/円は63.35円付近へと堅調に推移した。その後発表された豪1月住宅ローンが3ヶ月連続で下落したことから弱含みとなったものの、明日発表予定の中国経済指標が好結果になるとの思惑を背景に豪ドル/ドルが7週間ぶりの高値へと上値を拡大すると、豪ドル/円は82.45円付近へと上昇、NZドル/円も63.60円付近へとつれ高となった。その後、欧州通貨の軟化につれ安となったものの、豪ドル/円は82円台前半、NZドル/円は63円台前半では底堅く推移した。明日はRBNZ(NZ準備銀)政策金利の発表が予定されている。市場予想は2.50%の据え置きとなっており、利上げは早くとも今年の中頃になるとの見方が多く、利上げ時期への言及が注目される。また、東京市場序盤に発表予定の豪2月雇用統計も、4月に行われる次回RBA(豪準備銀)での政策金利の引き上げの有無を占う上で注目したい。

【予想レンジ】

豪ドル/円 : 81.00 - 83.00      豪ドル/ドル : 0.9040 - 0.9170
NZドル/円 : 62.30 - 64.00     NZドル/ドル : 0.6930 - 0.7050


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